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2011.05.06

浜岡原発全面停止へ

菅直人首相が、「浜岡原発の全原子炉の停止を中部電力に要請した」と、発表しました。
首相が、浜岡原発に対して、踏み込んだ発言をしたことは評価したいと思います。

浜岡に対しては、私も、「止めるべき」だと思っていました。

先週、中部電力の原子力担当の方に話を聞きました。
近いうちに、現場を視察することにもなっていました。
自分なりに、しっかりとした「根拠」を持ったうえで、知事に会うつもりでした。
その前に、首相自らが浜岡停止に言及したのは、正直驚きました。

浜岡については、専門家の間でも、さまざまな意見があります。

1つめは、津波です。
浜岡砂丘が「天然の防波堤」となり、高さ12m程度の津波はブロックできると、
中部電力側は説明をしていますが、
浜岡原発は、2本の河川に挟まれるように立っているので、
東北地方を襲った津波のように「想定外」の津波が襲ってくる可能性は十分あります。

2つ目は、地震が発生した時に、しっかり止まるかということです。
この点に関しては、一昨年のM6.5の地震、150ガルの揺れでも停止したことから、
停止装置の作動は実証されています。

また、非常用ディーゼル発電も、
福島は、地下にありましたが、
浜岡は、タービン建屋1Fにありますので、
福島のようにはならないでしょう。

3つ目は、断層により、配管が切断される恐れがあることです。
私は、津波よりも、実は、これが一番怖いと思っています。
配管や容器が破損すれば、高濃度の放射性物質の放出は止められません。
破局的な大事故につながる可能性は、十分にあります。
風向きによっては、広範囲に放射能汚染が及ぶことは確実です。

経済的損失も大きいでしょう。
経済学者の中には、日本の経済損失は1000兆円を超すと、試算してる人もいます。

私は、危機管理の基本の一つは、
「最悪の事態を想定して、住民の安全を確保すること」だと考えています。
その意味から言うと、
「いつ起きてもおかしくない」とされる東海地震に備えて、
浜岡原発を停止することは、賢明な判断です。

この首相の判断を、中部電力はどのように受け止めるのでしょうか。

原発事故を繰り返さないためにも、真正面から向き合うべきです。

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